縄文遺跡を歩く

歩き始める前に

寒川町の岡田遺跡は、日本でも最大級の縄文時代集落です。

しかし、埋め戻されたため、現地では、当時の様子を窺い知ることはできません。

そこで、まず、文化財学習センターで、遺跡が発見された時の様子や、出土品を見て、縄文時代をイメージしてから歩き始めることをお勧めします。

現在の街並みから、縄文時代や弥生時代の姿をイメージするのは難しいかもしれません。

歩いて起伏を感じていただくと、多くの人々がこの地を選んだ理由がわかるかもしれません。

このコースは、縄文時代の遺跡のみならず、弥生時代の遺跡や、江戸時代初期の史跡も含まれています。

コース

JR東日本 相模線 寒川駅を起点とし、寒川駅へ戻るコースです。 

寒川駅→車地蔵(江戸時代初期)→文化財学習センター→中原街道(江戸時代初期)→宮山遺跡(弥生時代後期)→大蔵東原遺跡(縄文時代前期)→岡田遺跡(縄文時代中期)→高田遺跡(弥生時代後期)→寒川駅

→ [地図] 

←寒川駅改札を出て左(南口方向)へ向かうと、階段脇に文化財学習センターへの道順を示すポスターが貼ってあります。

文化財学習センターへの道順ポスター

←寒川駅 南口

←車地蔵

地蔵の日(24日)には車地蔵を見ることができます。

寒川町文化財学習センター

一之宮小学校の一角にあります。

(トイレあります)

←和菓子店(さがみや)

お土産に寒川の特産品「寒川最中」はいかがですか。 文化財学習センターから中原街道へ向かう途中、踏切の手前にあります。

←地蔵尊

寛延2年(1749)造

左:「さがみや」から来た道

右:中原街道跡。この先相模川を渡り平塚へ向かいます。

←中原街道

この先、坂を少し登ると、宮山遺跡です。

更にその先は、江戸へ向かいます。

←宮山遺跡 (現オリーブの丘公園)

寒川小学校の南側でも、弥生時代後期(Ⅴ期)の環濠集落と方形周溝墓が発見されています。

←中原街道 (小谷辺り)

中原街道が、寒川町北端へ差し掛かります。

←中原街道 (北端)

寒川町域の中原街道はここが北端です。

←コンビニ

中原街道(北端)にあるコンビニ。

県道45号を渡る時は、この手前の陸橋か、この先の横断歩道を渡りましょう。

←手作りパンの店

コンビニの先にある手作りパンの店、「ル・グランロンフルモン」。

県道45号を渡る時は、この先の横断歩道を渡りましょう。

←大蔵(おおぞう)集会所

右手の道を進むと、大蔵東原遺跡へ行きます。

←大蔵東原遺跡(現湘風園)

一万数千年以上前の旧石器時代の礫郡(れきぐん)が確認されています。

縄文時代前期の竪穴住居址も確認されました。

写真中央、塀の上、レッドロビン右の小さい看板が大蔵東原遺跡の説明板です。

←岡田遺跡(現越公園)

縄文時代中期を中心とした巨大集落が確認されました。

←高田遺跡(現在は住宅地)

弥生時代後期(Ⅴ期)の環濠集落や、方形周溝墓等が発見されています。

環濠上層から、東海地方の影響が見られる土器が多く確認されています。

←シャトレーゼ 湘南さむかわ店

遺跡は、小高い丘の上にあります。

高田遺跡から少し坂道を下ると、県道45号線へ出ます。

南へ進むと寒川駅へ出ます。

←新仲通り商店街

県道45号線から1本西側に新仲通りがあります。

食事や買い物に好都合な商店が並んでいます。