真言宗 霊信山 西善院

寒川神社の神池橋(太鼓橋)から見て、左手前方に、真言宗 霊信山 西善院があります。

寒川神社供僧(ぐそう*)でしたが、明治維新の神仏分離令で神社から独立。

その折りに廃絶した別当薬王寺、供僧神照寺、同中之坊、同三大坊の本尊や檀家を引き継ぎました。

本尊は、木造阿弥陀如来坐像です。

*供僧:「供奉僧(ぐぶそう)」の略。供奉僧とは、神仏習合の時代に、神宮寺(じんぐうじ)にいて仏事をつかさどった僧。)

地図

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[地図]西善院
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西善院境内には、相模国準四国八十八ケ所巡礼第62番、73番札所や弘法大師像が安置されています。
151019西善院地図.pdf
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境内のご案内

西善院境内の写真です。

地図の丸番号に対応させてご覧ください。

①六地蔵

相模国準四国八十八ケ所

第62番札所(元薬王寺)

第73番札所(元神照寺)

巡礼された方々の千社札を見ることができます。

③弘法大師立像

南無大師遍照金剛

④本堂

  • 本尊 木造阿弥陀如来坐像
  • 木造地蔵三尊立像
    寒川町指定重要文化財第13号
    旧薬王寺本尊

    高座郡南部地蔵尊二十四ケ所の内、第14番札所。
    この立像は、寒川神社の別当寺であった薬王寺の本尊でした。
    中尊は通常の尊容であり、脇侍(わきじ)として掌善(しょうぜん)、掌悪(しょうあく)両童子を伴っています。
    地蔵菩薩の像容は右手に錫杖(しゃくじょう)、左手に宝珠(ほうじゅ)を持つ一般的な姿です。何度か改修されたようであり、中世から近世の作と思われます。
    胎内に地蔵菩薩が納入されています。坐像で南北朝時代(1332~1356)の作と考えられます。
    また、両童子は明和8年(1771)江戸時代の作です。
  • 木造菩薩像(十一面観音菩薩)
    旧中之坊本尊(?)

    高座郡南部地蔵尊二十四ケ所の内、第15番札所

➄庫裏

「こうやくん」がお出迎えします。

⑥握手大師

握手をして、弘法大師様と縁を結びましょう。